【株式投資とは何?株主になることで得られる4つの権利とは?】初心者にわかりやすく解説!

初心者もわかる!株って何だ?

「そもそも株式投資って何?」

こんな質問があったとしたら、あなたはどのように答えるでしょうか?

もしあなたが投資初心者であれば、明確に答えるのは難しいかもしれません。

「投資って、怖いイメージがする・・・」

「でも上手に運用できればお金が増えるんだよね!」

「株式投資で上手に資産運用できるのならその方法が知りたい・・・」

いろんな感情が湧いてくるのではないでしょうか。

今回は、株式投資を始めるにあたり、『株とは何?株式投資とは何?株主とは何?』について理解を深めておきましょう。また株主になることで得られる権利についても知っておきましょう。

『株式投資』とは何?

株式投資って何だろう?

株とは?

☞ 正式には『株式』のことで株式会社が事業を行うことを目的に、資金を集めるために発行する証明書のことです。

株式会社とは?

☞ 株主からの資金で事業を行っている会社のことです。

社会の発展や私たちの暮らしを豊かにするために、『こんなことをしたい!』と思った人は、株式会社を立ち上げて事業を開始することになります。でも、事業を立ち上げてやりたいことを継続していくためには資金が必要です。そこで『こんなことをしたい!』というプランや方向性に賛同する人は『株主』という形で事業に投資できることになります。

『株主』という形で会社に投資することを株式投資といいます。株主になれば、会社経営に携わるオーナーの1人になります。

図解.株主と会社の関係

【図解.株主と会社の関係】

株式会社を所有しているのは、会社や社長ではなく『株主』になります。そして会社の経営は会社内の『取締役』に任せることになります。

会社は、年に1回以上株主総会を開いて会社の重要事項等を株主に説明し事業を進めていきます。株主は持ち株数に応じた議決権を持ち会社の方針に意見することができます。

このような形でお金を出す人が株主、実際に事業を運営するのは会社内の取締役となります。取締役は、会社の従業員を指揮しながら会社を運営することになります。

『株式投資』とは、会社を応援すること

株式投資は会社を応援すること

株式投資とは、株主となり株式会社に投資することになります。自分が応援したい会社の株式を購入することで株主となり会社を応援することができます。

その会社の価値(株価)が上昇すれば、自分にもリターンが返ってきます。また、配当金がある会社では、年に数回、配当金を受け取ることができます。

自分のお金で株式を購入し、会社を応援しながら資産を増やすことが株式投資なのです。

『株式投資』は、個人ができる社会貢献

株式投資は社会貢献

さて株式投資とは株主となり会社を応援することだとわかったのですが、あなたが投資したお金は、実際どのように使われるのでしょうか?

会社はあなたが投資したお金で、新しい物やサービスを作ったり、または研究費として使ったりすることになります。つまり、あなたが投資したお金は社会の役に立っているのです。

株式会社は株式投資のお金により、成り立っています。ですから株式投資は、個人ができる社会貢献とも言えるのです。

既に株式投資を始めている人も、最初は多少なりとも不安もありながら始めた人が多いのではないかと思います。もちろん、投資にリスクは付いてきます。しかし実際に2年、3年と基本を抑えながら投資を継続していくと、最初にあった不安は自信へと変わってきます。やがては自分の投資スタイルを確立し、順調に資産運用ができれば楽しさや充実感が増してくるようになると思います。

『株主』になることで得られる4つの権利

株主の4つの権利

株主になることで4つの権利を得ることができます。

  1. 株主総会で会社の経営方針に意見できる権利
  2. 配当金をもらう権利
  3. 株主優待をもらう権利
  4. 株式を売却する権利

1.株主総会で会社の経営方針に意見できる権利

株主総会は、年に1回から数回開かれ会社の経営方針や重要事項を決定する最高機関になります。保有している持ち株数により議決権の大きさが決まります。

会社に投資することは、オーナーの1人になるという意味なので、会社に対して意見できるのです。例えば、会社の社長に対してでも意見できるということになります。

株主総会は、行っても行かなくてもよいのですが、株主総会に出席すると、クオカードやお菓子、自社商品等の手土産をもらえる会社もあるので、参加するといいと思います。もちろん、株主総会で発言せずに会社方針を聞くだけでも、今後、投資を継続するべき会社なのかどうか見極めることができる機会となります。

2.配当金をもらう権利

配当金をもらう権利については、株式投資をする上で重要項目になります。

会社が経営により利益が発生すると、利益の一部を株主に配当金として利益還元します。一般的に安定した配当金と毎年増配している会社は投資する会社として有望です。

3.株主優待をもらう権利

株主優待については、必ずあるものではありません。株主優待を実施している会社では、クオカードや自社商品など会社によって様々で株主になればもらう権利があります。

近年は株主優待人気で、株主優待目的で投資する個人投資家も増えてきています。株価は株主優待の新設が発表されると大きく上昇しとても嬉しい一方で、株主優待が廃止されると逆に大きく下がる場合もあります。

株主優待は個人投資家に人気で株価も敏感に反応する傾向があります。

4.株式を売却する権利

株主は、自分が購入した株式を売却する権利があります。投資した会社の株価が上昇すれば自分が購入した株価から売却した株価の差が売却益(キャピタルゲイン)になります。

『株』『株式投資』『株主』の意味と『株主の4つの権利』

では、最後に今回の内容をまとめておきます。

『株とは?』

☞ 株式のことで株式会社が事業を行うことを目的に、資金を集めるために発行する証明書のことです。

『株式投資とは?』

☞ 応援したい会社に投資して『株主』になることです。

『株主とは?』

☞ 会社経営に携わる1人のオーナーとなり、会社に投資している人です。

『株主』になることで、以下の4つの権利が得られます。

  1. 株主総会で会社の経営方針に意見できる権利
  2. 配当金をもらう権利
  3. 株主優待をもらう権利
  4. 株式を売却する権利

今回は、『株』『株式投資』『株主』について、解説してきました。

株式投資は、社会貢献にも繋がり、上手に資産運用することで、あなたの資産を増やすこともできるのです。

さあ、今から株式投資を始めましょう!